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2006年04月21日

表ェ出ろ!表へ!

JAFリハ。
あっ、JAFってのは
『邪道アコースティックファクトリー』の略で⋯
って前にも書いたなあ。

そんな卑屈になる事もあるまい。

JAFだよ!JAF!
あの有名なJAF様だよ!
何?知らない?
貴様ァ!それでも日本男児かァ!
恥を知れ!恥を!
JAFを知らずして、音楽界を語るたあ太ぇ野郎だ!
表ェ出ろ!表へ!

⋯そんなに威張る事もねーか。
まあ音楽を愛する人々の間ではそこそこ評価の高い
『邪道アコースティックファクトリー』のリハでした。本日。

リハをやってると、少しづつ客席にいるお客さんが見えて来る。
ふむふむ。こーやってイメージが出来てくるとイイLIVEになる。

明日4/22は、町田プレイハウス、3人JAF。
5/4は、閉店する荻窪グッドマンで、2人JAF。
ゲストで1時間ほど。
5/6はディナーショー。声優の山口勝平さんと。

その後、幼稚園イベント、アーバンフォレストとの音楽VSお芝居。
JAFの音がどんどん広がって行くぞ。

表ェ出るぜ!表へ!JAFを知れ!JAFを!

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2006年04月18日

ディナーショーへの道

声優の山口勝平さんと、ディナーショーの打ち合わせ。

最初「まだ、何の曲やるか決まってないんですよねー」
なんて言ってた勝平さんだが、
「ウチらは何曲でもお手伝いしますよ」
「えっ!そうですか、じゃこの曲やろうかなー、
あ、これも。あとこれとこれとこれとこれと⋯」

出て来る出て来る。
さては遠慮してたな。微笑まし。

おぉぉぉぉぉぉおおおお!
全部コード譜に起こしてあるよ!凄ぇ!

LIVEの本気っぷりヒシヒシ。
音楽への情熱が伝わって来た。
こりゃあこっちも本気でもり立てますぜ!
情熱には情熱で、誠意には誠意でお返しせねば!

「コード分かんない」って曲をアカペラで唄ってもらって、
コード拾い。オモロし。

料理以上に美味なる音楽で、
お客様を満腹にさせてみせましょう。ぬはははは。

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2006年04月15日

そんなつもりで言った訳じゃ…

芝居とか演技とか今まで一切やった事ないし、興味もなかったよ。
どっちかっつーと避けてた。嫌いだった。

演技って嘘付く事だと思ってたからな。
「アイツまた演技してるよ。ホントは悲しくなんかねーくせに!」
マイナスのイメージ。
出来れば嘘なんか付く事なく、一生を終えたいと思ってた。

でも、演技って、どーやら嘘付く事じゃないみたいだ。
自分の本当の気持ちを、正しく相手に伝える事。

例えば「バカッ!」って言葉の中にある本当の気持ち。

「本っっ当にもう!俺がこぉぉぉぉぉおんなにお前の事考えて
いろいろやってんのに、なーんで分かんねーかなぁ?
え?え?どーゆー訳?もう見捨てるよ。お前の事。
いや⋯、実際見捨てたりはしねーけど、その位あきれてるって事をさあ、
な?いやだからさあ、裏を返せばその位期待してるって事をだなあ⋯」

それを「バカッ!」って言葉で正しく相手に伝える力。
それが『演技力』なんじゃないか?

「そんなつもりで言ったんじゃないのに⋯」
それは正しく伝わってない、つまりは演技力不足って事だ。

どーも他人に誤解を与えがちな俺。
そーか、演技力不足が原因だったのか。

『役を演じる』ってのも、別人になりすます事じゃなく、
自分の中に住んでる、いろんな俺を取り出す事なんじゃないか?

情けない俺。毅然とした俺。ヤラしい俺。卑屈な俺。
小学生の俺。少年の俺。大人の俺。年老いた俺。
ヤクザな俺。会社員の俺。金持ってる俺。サムライの俺。

何だ。いつも曲作ったり唄ったりしてる時にやってる事と
同じじゃん。

演技と演奏って同じもんか?
あっ、どっちも『演』だ。今、気付いた。

ははーん。演技力ってヤツを身に付けりゃ、演奏力も上がるのか。
しめしめ。

ただ、音楽の場合は『誤解される事』も、
重要ポイントだからなあ。

聞いた人それぞれが自由に誤解してイイのが音楽だ。

「あー、俺のためだけに唄ってくれてるー」
「何でアタシの気持ちがそんなに分かっちゃうのー」
「この歌詞ってこーゆー事言ってるんですよねえ」

自由に感じてもらえばもらうほどに、音楽が広がって行く。

演技と演奏。
演劇と音楽。
果たして同じモノなのか?相容れないモノなのか?

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5/20(土)穴吹一郎&UFo VS 金谷ヒデユキ&JAF
音楽とお芝居ののスペシャル『アメに唄えば♪』
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で、その答えが見つかるかも!
って、宣伝かよ!

いや、そんなつもりで書いた訳じゃ⋯。

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2006年04月13日

唄う男

くやしい気持ちをバネにしてぴょんぴょん跳んでたら、
自分の声が見えて来た。例えじゃなく目で。

おおお、EだEだ。ミの音だ。
ミの音をオの口で出すと響くなあ。イでも響くぞ。
エだと響かん。Eなのにエで響かんとは、いとおかし。

あ、響いて来た。
わはは、スタジオが唄っているぞよ。
そうか、これが唄うって事か。
唄うって気持ちイイなあ。

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2006年04月10日

しぎょおしき

きょおは、2ねんせいになって初めてのじゅぎょおでした。
うごくがめんに合わせて、こえをだすれんしゅうです。

ずっとがっこおを休んでいたおくくんも来て、
うおーたーおりおんのくらすめいとがせいぞろいしました。

てんこうせいのぼくもうれしい気もちです。

はる休みのあいだに、みんなべんきょうをがんばったみたいで、
いつもほめられているぼくが、びっくりしました。

みんな、すごいなあ。

みんなにしげきをあたえられるように、じゅぎょおにさんかしている
ぼくですが、きょおはみんなにしげきをもらいました。

みんな、かていのじじょうがあって、まいしゅうがっこうに
来られなかったりするのでたいへんだったりするけど、
みんなが来たほうがいいなあ。

ぼくは、ほめられるとちょうしにのっちゃうので、
きょうみたいに、くやしがらせてほしいです。

くやしい気もちが、ひとをせいちょうさせるのです。

もっともっとくやしがりたいのです。

がめんにこえを合わせることがうまくなると、
おんがくをしているぼくが、くやしがるのです。

くそー、このままじゃあ、みゅうじしゃんとしてのぼくがまけちゃうー。
じぶんとのたたかいなのです。

だから、ぼくのおんがくが好きなひともあんしんしてください。
たたかいにかちます。

てきがつよければつよいほど、みゅうじしゃんとしてのぼくも
せいちょうするのです。

この、がっこうにてんこうしてきてよかたなあ。
せんせいも、くらすめいとのみんなもだいすきです。

こーゆーふうにかいちゃうとおんがくのめんばーがしんぱいしちゃう
かもしれないけど、だいじょおぶ。
ぜんぶつながっているのです。

このがっこうでべんきょおしたことが、じゃふをそだてているのだ。

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2006年04月03日

伸びゆく桜

所属事務所ウォーターオリオンのメンバーと花見。
今年に入って、声優の人達のレッスンに参加してるのだが、
どーやら俺の成長っぷりが、みんなの刺激になってるらしい。

良かった〜。

最初はメッチャメチャ恥ずかしかったよ。
イイ年こいたオッサンが、ド新人としてレッスンに参加。
発声も活舌も、なーんも知らんかったよ。

リストラされてコンビニバイト始めるサラリーマンの如し。
年下の先輩に「使えねーな、コイツ」とバカにされながらも、
愛する家族を養うために屈辱に耐える日々。

「なんでイイ年こいて、こんな事やらなきゃなんねんだよー」

でも、よくよく考えてみたら、
俺、結婚もしてねーし、オッサンでもなかったよ。
まだ7才、この春晴れて小学2年生。

何で今7才なのか?記憶があいまいで思い出せないけど、
ゼロからのスタートだって、前にもやったような気がするし。

わはははは。なーんだ、7才の俺から見りゃ、
みーんな年上じゃん。人生の先輩じゃん。
なーんにも恥ずかしがる事ぁなかった。
さらしとけ、さらしとけ。恥さらしとけ、俺。

さらしまくった甲斐あって、急成長。
みんなが認めてくれ出したよ。

「あんなフケ顔の小学生に負けられるか!」

自分が成長する事で、他の人達の刺激になるっつーのは嬉しいなあ。
自分のやってる事が、人のためになる。
しかも押し付けがましくなく、
はた目には自分の事しか考えてないように見えるし。イイぞ。

よし、どんどん成長して、どんどん悔しがらせよう。
桜に誓う。

俺の成長がみんなを成長させる。
俺が成長しないとみんなが迷惑する。

ぬはははは。プレッシャー感じまくりじゃー。

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2006年04月02日

長縄跳び

先月にやった『TRUST』とのLIVEがきっかけで、
今度はBELOVEDのLIVEにゲスト出演。
詩の朗読と音楽のコラボレーション。

自分のLIVEだと、出た瞬間に自分の空気を作りゃイイのだが、
今回はゲストとして、作りあげられた空気の中へ。
空気壊しちゃいけないんで、緊張した〜。

ステージ上で何もしないってこんなに大変なのか。
「ちょっとでも変な動きした空気壊れるなあ」と、
思ったら身体中が気になって気になって。

何か、子供の頃を思い出した。
元々、大縄跳びってヤツが苦手だったのだ。
大きく回る輪の中に、どーゆータイミングで入っていきゃイイのか?
どーしてもそのタイミングがつかめずに失敗。
ある時から、輪の中に入る事を諦めた俺。

「人の輪に入れないんだったら自分で回すしかねーだろ」
で、回してるうちに、
「あいつの回す輪、面白れー」
「俺も入れて。俺も入れて」
だんだん俺が回す輪に人が入って来るようになった。

人の輪に入れない分、人が入って来たくなるような面白い輪を回す。
ずーっとそんな事ばっかやってた気がする。

いろんな人が輪の中に入って来たり、出ていったり。
出てった人が別の輪を回してたり、また戻って来たり。

俺も自分の輪を回しながら人の輪に入って、
ようやく跳ぶタイミングつかめたり。

俺の輪の中で跳んでる人も、俺が入った別の輪の中で跳んでる。
その輪を回してる人も別の輪の中で跳んでる。
だんだん誰がどの縄回してるんだか分からなくなって来る。

もーそんな事どーでもイイのかもな。
その輪が面白ければ。

ラジオの生放送が入ってたんで、
LIVE途中退場。輪を抜け出して葛飾へ。
ギリギリ間に合ったー。

今頃まだLIVE続いてるんだろなーと思いながら、
今夜も面白い輪を回す。グルグル。

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2006年04月01日

共同便所

長谷川直樹企画『藤野さんの便所』。

なんでこんなイベントタイトルなのか?
企画者本人の口からまったく語られないため、
共演者のいろんな『便所感』を垣間見られてオモロい。

今回は初の女性共演者、原果里さん。初の女便所。
女便所・原果里さんと、男便所・長谷川直樹に挟まれ、
我らJAF3人・共同便所。

男3人連れション姿はいかがでしたでしょうか?

今回共演した2人には、大事な事を教えてもらった。
繊細さと荒々しさは、別々に存在するもんじゃない。
荒々しさは繊細さの中に存在し、繊細さは荒々しさの果てに存在する。

一見、両極端に見える2人のLIVEが
実は1本の線で繋がってる感じがして、
その線の間で演奏してる俺達って、
とてつもなく恵まれてる気がした。

このイベントに参加出来る事の幸せ。
優れたミュージシャンと共演出来る事の幸せ。
もっともっと荒々しく、もっともっと繊細に。

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