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2005年11月05日
あの後頭部の向こうへ
横浜地下街公開ラジオ&新宿駅前LIVE。
多くのファンに囲まれる2つのイベントを最後尾で眺めながら、
いろんな事を考えた。
一日のうちにこんだけ多くの人々の後頭部を見たのは初めて。
人の集まり、集団を見るとどーしてもひと固まりで
とらえてしまいがちだが、ひとりひとりそれぞれ後頭部は違うのだ。
つむじの位置も違えば、髪の生えかたも違う。
それぞれの後頭部がそれぞれに動き、それぞれに揺れる。
そこから目をそむける事なく、
自分の今いる位置を知る。
今、俺はみんなの後頭部を見ている。
それは遥か後方にいるって事だ。
前に進みたいのか?
それは人に後頭部を見せるって事だ。
つむじを。生え際を。頭の形を。
カッコつける事なく。
テレる事なく。
逃げる事なく。
「見事な後頭部だなー」と感心されるかも知れない。
「何だ、あの薄ら寒い後頭部は」と
バカにされるかも知れない。
でも、後頭部を隠す事は出来ないのだ。
誰もが誰かの後頭部を見つめ。
誰もが誰かに後頭部を見られている。
著:Kanaya Hideyuki
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