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2005年02月06日

下妻物語

ふだんほとんど映画もビデオも見た事ない俺なのだが、
やけに色んなトコで勧められるので見てみた。
『下妻物語』。

面白れー。
俺の中で今年No.1。
つっても今年まだビデオ2本しか見てないんだけど。
ちなみに2位は『ラストサムライ』。

2位もオモロかったけど、
やっぱ『下妻物語』の方がイイや。
根っ子にあるテーマはどっちも一緒だしな。

時代に取り残される『サムライ』って生き方。
『ヤンキー』って生き方。
そもそも時代遅れに始まってる上に、
国まで違っちゃってる『ロリータ』って生き方。
取り残され同士に共感生まれる分『下妻物語』の方がイイ。

あっ、でも『ラストサムライ』も外人俳優トムなんとか
がサムライに共感してたか?
てことは『サムライ』と『ロリータ』に
共感が生まれて、渡辺謙がロリータファッションに
身を包むって展開もアリかも知れん。
「ケンは甘いものでお腹がいっぱいになりたいのですぅー」

男と女の違いみたいな事をずっと考えてたのだが、
基本的なトコはあんま変わんないのかも知れん。
「この気持ちは男にしか分かんねーよなー」ってのは、
分からせようって気が弱いだけなのかもな。
「どーせ分かりゃしねーよ」ってあきらめもあるのかも。
んで、逆に媚びたりして。
「これなら分かるだろ?」
失礼な話だ。

サムライじゃなくても共感出来るし、
ロリータじゃなくても共感出来る。
ジャンル分けなんちゅーのは大したモンじゃないのかも知れん。
ジャンル内での狭い共感よりも飛び越えてこそのデカい共感。

俺は男なんで男ゴコロしか曲に出来ないのだが、
女ゴコロにもちゃんと届くように魂込めよう。強く。媚びずに。
性別も国籍もジャンルの違いも飛び越えて。

著:Kanaya Hideyuki

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